★第14回★ ハウスエージェントによる不動産よもやま講座
こんにちは。ハウスエージェントの青木です。
前回、「それぞれのメリット・デメリット 戸建とマンションについて」戸建編をお送りいたしましたが、今回はマンション編をお送りさせていただきます(^^)/
前回もお話いたしました様に、人によって一つの事象がメリットと感じる事もあればデメリットと感じる事もありますので、一概に何が正しいとは言えません。
あくまでも私の主観で書かせていただきますので、こんな考えもあるよね~わかるわかる~という軽い気持ちでご覧頂ければと思います(^◇^)
それでは、今回は「マンション」のメリット・デメリットについて。
-----
【 メリット 】
マンションでまず思い浮かぶメッリトは「ワンフロアで生活がしやすい」という点です。
(「他にもあるだろう」とお𠮟りを受けてしまうかもしれませんが、私は40代半ばのため老後の生活を考えてしまいます…^^;)
一概には言えませんが、平成初期までのマンションは水廻りに配管があるため段差がありますが、それ以降のマンションのほとんどは段差がなく「バリアフリー」となっています。
小さい子供や高齢者、身体の不自由な方にも優しい造りです。
戸建の場合は「階段」があるので、小さい子供が階段から落ちてしまう可能性がありますし、高齢になると昇降が苦痛になる場合もあります。
「駅近」
駅から離れたマンションももちろんありますが、駅から徒歩10分以内にマンションは多く、中には「駅直結」マンションもあります。
駅から近いと地価(土地の価格)が高いため、戸建だと高額になってしまいますが、マンションですと総戸数で土地の持分を割る為、戸建ほど高額にならなくて済みます。
また駅近エリアは商業地が多いので背の高い建物が多く、戸建だと陽当りが悪くなってしまうためマンション向きです。
「眺望が良い」
階数や周辺の建物との兼ね合いもありますが、タワーマンションに限らず、4~5階でも眺望は良いです。
ちなみに私の家は5階ですが、デイズニーランドの花火やスカイツリー、東京タワー、富士山が見えます。
戸建にはなかなか得られない快適な見晴らしです。
「セキュリティ」
夫婦共働き家庭が多い時代、家を留守にする時間が長かったり、子供だけで留守番をすることも多くあります。
そんな時マンションは鍵1本でロックでき、オートロック付マンションであれば部外者は入りにくくなっています。
また敷地内には防犯カメラが設置されていたり、最新のマンションでは訪問先の所在階にしかエレベーターが停止しないというものもあります。
「維持管理・サービス」
管理組合による共用部分の修繕(メンテナンス)がある為、自身での建物の劣化チェックや補修業者の手配等をする必要がありません。
また管理人さんや管理会社による共用部分の清掃やゴミ出しがあり、物件によってはコンシェルジュがいて様々なフロントサービスがあります。
宅配ボックスが付いているマンションも多いので、不在時でも荷物の受け取りが可能です。
【 デメリット 】
マンションのデメリットとしてはまず「資産性」ではないでしょうか。
凄く駅近で流通性の高いマンションであれば値下がる速度も遅いかもしれませんが、そうでないと築年数に応じて価値がどんどん下がっていきます。
土地が無い訳ではありませんが、やはり持分という形なので土地としての価値をそのまま価格に転嫁する事が出来ませんし、建物と分割して売却する事もできません。
「駐車場、駐輪場、バイク置場」
駐車場の使用料が無償というマンションは稀で、ほとんどの場合は賃料が発生し、近隣の賃貸駐車場と比べ敷地内駐車場の賃料が高い事もあります。
また機械式駐車場が多いので入出庫に時間が掛かります。
駐輪場は平置きであれば問題ないですが、2段式の場合に上段になると女性や子供にとっては負担になります。
また台数制限もあり、「1世帯2台まで」という場合は4人家族だと人数分を駐輪できない事になります。
そして使用料が掛かるのも難点です。
バイク置場は台数や大きさに制限があるので自身のバイクが停められない場合もあります。
もちろん使用料も発生します。
「維持費」
共有スペースの清掃、電気代や水道代、管理会社への委託料などが掛かる為、どうしても管理費を支払わなくてはなりません。
戸建であれば自分で管理をしますから必要が無いものです。
また修繕積立金も強制的に徴収されてしまいます。
「今月は出費が多いので…」という訳にはいきません。
そしてインターネット使用料。
マンションによっては、使用の有無に関らず毎月定額を徴収される所があります。
ポケットWI-FIを利用したり、スマートフォンのみ利用の方にとっては痛い使用料です。
前述の駐車場、駐輪場、バイク置場、そして管理費、修繕積立金、インターネット使用料が毎月の住宅ローンの返済と併せて支払わなくてはならないので、負担感が大きく感じる方もいるかと思います。
「リフォーム」
室内(専有部分)のリフォームは当然のことながら自身の負担となります。
強制的に毎月徴収される修繕積立金は共用部分に充てられるものですので、それとは別に貯蓄しなくてはいけません。
リフォームの内容も管理規約等で制限される事も多く、特にフローリングについては遮音性能が高いものを使用する事になるので、戸建よりも材料代が高くつきます。
「音、臭い」
お隣さんとの境は壁1枚。
全てのマンションに言える訳ではありませんが、テレビやステレオ、楽器等の音量次第ではトラブルになる事も。
また流水音、生活音が聞こえる場合もあるので、ストレスを感じる人もいます。
そして臭いが気になる場合もあります。
最近巷で「香害」と言われるようになりましたが、香水や洗濯用柔軟剤の強い香りによって具合が悪くなる方がいます。
お隣さんとのバルコニーの間は簡易的な仕切りの場合が多く、風に乗って臭いが窓から入り込んでくる事があります。
タバコについても同様です。
家族から「室内で吸わないで」と言われたお父さんがバルコニーで吸う事もしばしば。
臭いだけではなく、煙も一緒に漂ってきます。
------
さて、今回は2回に渡りお届けいたしました。
戸建とマンションそれぞれのメリット・デメリットをお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
人に長所と短所があるのと同じで、メリットしかない!100点満点!というのはなかなか難しい事ですね。
しかし、「デメリットがあるからダメ」という事ではないと思います。
メリットはそれを存分に享受し、デメリットはよく理解して片目をつむる^^;
それ位の気持ちでないとマイホーム購入が遠のいてしまいます。
神経質になり過ぎず、ポジティブシンキングでマイホーム探しを楽しく行っていきましょう。
はじめての方もご安心ください。経験豊富なスタッフが、
物件探しのノウハウや資金計画まで丁寧にアドバイスさせて頂きます!
通話料無料
0120-511-904
定休日:第一・第三火曜日、水曜日、夏期休暇、年末年始
営業時間:9:30~18:30