★第24回★ ハウスエージェントによる不動産よもやま講座

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イラスト課長

 

賃貸VS購入
 

こんにちは。
ハウスエージェントの小川です。


今日は永遠のテーマである住宅の「賃貸派 VS 購入派」です。


こればかりは、それぞれの家庭によって家庭環境、家族構成、予算、将来の展望など様々なので一概に答えは出ませんが、
今回は当店にご来店いただくお客様の中でも大多数を占める「お子様のいらっしゃる家族」に限って、お話しさせていただければと思います。

 

まず住宅購入と言うと、みなさん大体、「今の賃貸よりも広い・狭い」だったり、「駅から近い・遠い」、「家賃より支払いが多い・少ない」等といった感じで比較しがちです。
確かにそれもとても重要ですし、高額な不動産ですからついつい購入を先送りにするお気持ちも分かります。
ただ住宅購入をすることで、家庭のリスクを減らし、将来の万が一の際の時の選択肢が増えるということにぜひ目を向けていただきたいと思います。

 

住宅ローンを利用し不動産を購入すると、大多数の方が団体信用生命保険に加入されます。
これはローン返済中に主債務者であるご主人様が、死亡または高度障害になってしまった場合に、保険が適用され住宅ローンの残債がゼロになる保険です。

不吉なお話ですが、万が一、ご主人様が亡くなった時に賃貸だった場合と、購入していた場合で残されたご家族が取れる選択肢は、どのくらい違うか比べてみましょう。

 

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【 賃貸だった場合 】
ご主人様の収入がなくなるわけですから、生命保険金と残された奥様の収入でお子様を養っていかなければなりません。
保険金を切り崩してしまっては、将来のお子様の大学進学の学費や結婚等のイベントに備えることができませんから、やはり収入に頼るしかありません。
そうなると月々の家賃負担は、狭いところに引っ越したとしても馬鹿になりませんし、家賃の安い地方に行けば、今度は仕事が見つからないかもしれません。
つまりほとんどの場合、お子様を連れて奥様の実家に戻り、ご両親にお子様の面倒を見てもらい、奥様が仕事をするという
ほぼ一択になります。
戻る実家が無い、狭いなどであれば、さらに条件は厳しくなります。

 

 

【 購入していた場合 】
この場合は、団体信用生命保険で住宅ローン残債がゼロになり、購入不動産が家賃の掛からないお家として残されます。
そこで次のような選択肢が出てきます。
1、 売却して、生命保険金と不動産売却資金を将来の備えにして、奥様の実家に戻る
2、 家賃の掛からないお家として住み続け、まとまったお金が必要になった際に売却
3、 実家に戻り、不動産を賃貸に出し、賃料を収入の足しにして生活する。お金が必要になったら売却
4、 家賃の掛からないお家として住み続け、将来お子様に資産として残す

 

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このように持ち家だった場合と、賃貸だった場合では、残されたご家族に選択肢の数や、金銭的な差が生まれます。

 

住宅を購入した場合、今のお支払い家賃よりも、購入した際の返済額が変わらなかったり、安くなる方は非常に稀です。
むしろ、いまの家賃よりも住宅ローン返済額が上がってしまう方が大半だとは思いますが、それでも今のお家よりも、広く、快適に生活できることは間違いないでしょうし(そうでなければ買う必要がありません)、自己所有の満足感もあります。
家賃とローン返済額の差額は、万一の際、残されたご家族の方へ残せる生命保険料だと思えば安く感じるでしょうし、さらにはお家を購入することで、住宅ローン控除等で家計の税負担が少なくなりますから、そのメリットは計り知れません。

 

ですから不動産購入を検討している方は、「高い、安い」「便利、不便」「広い、狭い」もとっても大事ですが、不動産を購入した際に家族が得られるメリットの、さらにその先にある「不動産を購入する本当の意味」を今一度お考えになってみてはいかがでしょうか?

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